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「GST」様製作 1/100スケールMG ザクVer.2.0改造「アクトザク」


※製作者様からのコメント



【製作記事】

■工作
マスターグレード・ザク2J型バージョン2.0を改造し、MS−11−アクトザクを製作しました。
キットパーツを素組んだ上に油粘土で形状確認しつつ、エポパテやポリパテ、プラ板等でラインを出しました。
もともとのキットのバランスはそのままに、アウトラインの変更のみに焦点を絞って製作しましたので、可動範囲が一部犠牲
になっているところがあります。
本当はもっと筋彫りやディティールを追加して、Z時代にあって一年戦争の香りが残るマイナーなMSの雰囲気をもっと出し
たかったのですが、時間の都合により妥協してしまいました。
表面処理は気をつけて行ったつもりでしたが、ディティール工作同様、時間の都合上どうしても手抜きになってしまって荒が
残っているところが多々あります。

■頭
ザク2のインナーパーツの口を切り飛ばし、鼻から先とトサカ部分をエポキシで新造しました。
モノアイはコトブキヤの○モールドの中に手芸用ビーズを埋め込んで2重構造にしたものを軸に真鍮線を入れて接着しています。
動力パイプはアルミ線の上にウェーブの1.5mmパイプスプリングを被せた上からブラスパイプMAXを被せた3重構造になっています。

■胴体
上半身はザク2の上にエポキシを盛り付けて形状出しをしています。肩回りの関節がそのままなので可動範囲は広いです。
下半身部分はフロントアーマーとサイドアーマーをプラ板やポリパテで形状変更しています。
バックパックから延びる動力パイプを中間でカットし、サイドアーマー上端に接着したプラパイプに差し込んでいます。

■脚部
大腿部はインナーフレームにプラ板を貼り付け、ポリパテで形状を整えて角ばったデザインに変更しました。
スネも同じくエポパテにて上に向かってラインが膨らむように形状変更しています。
足首は甲のパーツを外し、つま先周りにドムのようなデザインの「くつ」を履かせています。

■腕部
肩の回りを1.2mmプラ板で囲って形状変更し、肩アーマーはMGグフの肩パーツを1/3程外側をカットしたものにエポキシを盛り
付けて形状変更したものに置き換えました。
接続アームがザク2v2のものをそのまま使用していますので面白いように動きます(笑)
上腕部〜前腕部の内側はキットのままです。
肘回りをエポキシで大型化し、肘サイド部分をコトブキヤの○モールドを組み合わせて張り出させています。

■バックパック
キットのものをプラ板で囲って一回り大型化。
バーニヤは家具調メッキスプレー(アクリル)にて塗装したMGゲルググのスネインナーの3連バーニアの中央のものを流用。
内側にウェーブの丸バーニアを入れて二重にして色気を出してみました。
そのほかはアンテナやチマチマしたディティールを追加したのみです。

■武器
MGゲルググのケツを切断し、お菓子のオマケについてきたFAMASのおもちゃのストックを強引に接着して終了(爆
そのまんまだと前が軽くなってしまう事に気付き、流用パーツでそれらしくバランス調整。

■塗装
バイアランを塗装した時の塗料を若干調整して使用しています。
(説明は割愛させて頂きます)

■最後に・・・
ザク2バージョン2.0が発売された直後にキットを素組で製作し、その時点でMGグフ+MGザクF2をベースに製作を進めていたものを
中断し、急遽ザク2v2ベースに変更しました。時間の都合で中途半端な作品になってしまいましたが、今回の反省は次回作に反映し
たいと思います。
この度はティターンズコンペにお誘い頂きましてありがとう御座いました。




















ROOKIE34からのコメント

まず、今回も他者とは一線を画する機体選択で、この作品を意識して作らない限りは正に並ぶ物の無い天下無双の
逸品であることは誰しもが認める作品であると思います。
製作、改修については最早、私が語るよりも、GST様のサイトからブログを拝見していただければ、その卓越した
工作技術、センスを垣間見ることができますので是非ご覧いただければと思います。
GST様ご自身はまだ粗のある〜と仰っていますが、工作後、塗装前の表面処理の徹底さは良い物を追求する姿勢が
伺え、今回のアクトザク製作記では私も色々学ばせていただきました。
とは言っても頭では理解しても手が追いつかないのは言うまでも無く、今後も技を盗むべく勉強させていただきた
く思います。
またグフとF2ザクを使い途中まで製作していたものを中止し、現時点でできる限りの良い物を作り出したいという
制作意欲、姿勢にも頭が下がる思いです。
GST様、今後も素晴らしい作品を公開されるのを一ファンとしても楽しみにしています。
素晴らしい作品をご投稿いただき、どうもありがとうございました。

TAKSHI FACTORYからのコメント

前作のバイアランに続き、スクラッチ作品のアクトザクでの投稿ありがとうございます。
今回の作品についての一番の感想は強そうだな〜ということです。
Z劇中、設定画ではかなり平べったい感じがありギャプランの追従機として考えるとちょっと弱そうな感もありましたが、
今回の作品ではかなりボリュームがありアメフトの選手のような破壊力が出てます。
この辺りは昨今のMSのバランスも意識されてのことだと思いますが、新しいアクトザク像が出来上がっているのではな
いでしょうか。
カラーリングもオリジナルの地味目な感じが一新されてシャープになって凶悪さを増してますし、各所のディティール
に関してもかっこよく仕上がっています。
スクラッチということでしかも発売されたばかりのザク2.0をご使用になっての製作ですから、かなり体力、精神的に厳
しかったと思いますが、開始当初の期限内に2体もコンペに投稿していただきとにかく恐縮です。
GST様と言えばスクラッチと言われるくらいメジャー、マイナーを問わず様々なモビルスーツの立体化をされていますが、
今後もいろいろな作品で楽しませて下さい。
今後ともコンペともどもよろしくお願いします。


GST様の作品へのご感想を是非「The Faith of TITANS BBS」または「MS-FEBA」へお願いします。